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UDONの美味しさは、理解してもらえる

中国香港のときにも感じましたが、
日本人ほど「うどんの食感」にこだわる民族は
いないのではないでしょうか?

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腰がある、もっちり、しこしこ、など
うどんの麺線を噛んだときの粘弾性を
細かく表現できることも日本人・日本語の特長です。

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粘弾性とは、分解すれば粘性と弾性。
うどんを歯で噛んでいったときに、
元に戻ろうと反発する力が弾性で、
歯が食い込んで切れようとするときに粘って耐える力が粘性です。

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日本人が美味しいと感じるためには、
ただ弾力があるゴム質が好ましいのではなく、
もっちりと受け止めてくる粘性も必要なのです。
日本人の食感の好き嫌いには、DNAに刷り込まれた
美味しいコメの食感が基本にあると思います。

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ですから、戦後日本人の主食になった食パンにも
日本独自のテイストとして「もっちり」感が好まれるのでしょう。

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ぼそぼそと粘性の少ない麺や、
茹で不足でゴツゴツ硬い麺と違って、
本当に美味しいもっちりとした腰のある麺。
この違いをアメリカ人はわかってくれるのだろうかと
考えていました。

by KINTOBI61 | 2010-10-18 23:55 | きしめん・でら・パスタ計画 | Comments(0)  

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